詳細紹介

狩猟用と射撃用の引き金の重さの目安と安全装置

銃を安全に取り扱うために必要なこと

銃の引き金には重さがあります。
この重さとは引き金を引くために必要な力のことを表します。
射撃用の銃と狩猟用の銃にはそれぞれに重さの目安が設定されています。

射撃用の銃の引き金の重さの目安:1.5kg程度
狩猟用の銃の引き金の重さの目安:2.0kg程度

上記が安全に銃を取り扱うための引き金の重さの目安となります。

やはり引き金に少しでも触れてしまうだけで引き金が引けてしまうような銃では安全な取り扱いができません。
例えば、引き金の重さが十分でない(軽すぎる)場合、何かの拍子に薬室に弾が込められている状態の銃の引き金に指が触れてしまったことで、非常に簡単に、思わぬタイミングでの弾の発射されてしまうこととなります。
当然、発射された弾は自分の意図しない方向に飛んでいきますので、重大な事故につながります。

引き金の軽すぎる銃が危険な理由

(引き金が軽ければ楽でいいんじゃないの?)と思ってしまいそうですが、実際には引き金が軽すぎるということは非常に危険です。
説明しますと、操作をすると引き金が引けなくなる安全装置(安全子など)がついていますが、これは不用意に引き金を引けないようにすることで暴発を防ぎますが、弾が込められた状態であるならば、銃本体への衝撃でも内部の撃鉄と呼ばれる部分が解放され、撃針叩き、これを通して弾の雷管が爆発→発射ということになってしまいます。
本来であれば、引き金を引くことで銃の機関部内でこの工程が行われるのですが、外部からの衝撃でもこれが起こってしまいます。

引き金の重さは、銃う機関部にある撃鉄と逆こう(または、かけ金)のかみ合わせによって生じます。
このかみ合わせの角度や調節具合によって引き金の重さが決まりますので、軽すぎる引き金では少しの衝撃でも撃鉄が作動してしまい、高い可能性で暴発へとつながります。
これは十分な引き金の重さがあっても起こり得ますので、銃に弾を込めた状態での銃本体への衝撃には十分な注意が必要となります。

狩猟時の場合
ハンターの中には、狩猟時に弾が薬室に装填されたまま山中を移動する方がいます。※非常に危険です。
草木が茂り、障害物の多い山中の歩行時に、木の枝などの障害物と引き金が触れてしまうことで、引き金が不意に引かれてしまい暴発につながる可能性があります。
引き金の重さは、このような条件下でも障害物に触れるだけで引き金が引かれてしまうことをある程度防いでくれます。

※持ち運び時、移動時には薬室に弾を込めたままにしてはいけません。また、狩猟を行っている最中でも、不用意に弾を込めたままにしてはいけません。銃を落とす、銃をぶつける、立てていた銃が倒れるなど、想定外の衝撃が加わり、暴発につながります。
銃の取り出し時や銃の格納時には確実に脱包(弾の取り出し)の確認をするクセつけてください。
非常に残念ながら、装填(弾が銃に込められた状態)での不意な暴発事故が毎年のように発生しています。

引き金の遊び

引き金の重さと共に重要なのが、引き金の遊び(引き金を引く動作の前の安全な可動域、マージン)です。
この引き金の遊びがないと、引き金に触れる(引く)=引き金の作動 となります。※非常に危険です。

引き金が軽すぎる時の対処

引き金が軽すぎる、引き金に遊びがない等の不具合を感じたら、銃砲火薬店に持って行き、まずは相談してみることをお勧めします。
状態の確認、調節依頼、修理依頼など必要に応じた方策を講じなければなりません。

銃に関する知識を増やして、安全性の高い銃器の取り扱いを身につけましょう。

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