詳細紹介

有害鳥獣駆除とは

有害鳥獣

年間200億円を超える鳥獣による農作物被害

現在、日本全国で非常に大きな問題となっている鳥獣害による農作物被害。近年の農作物被害額が全国で200億円前後で推移しています。(農林水産省統計より)
鳥獣が農作物の新芽を食べてしまい栽培が困難になることや収穫直前の農作物のほとんどを食べられてしまう被害が出ています。これが農家にとって死活問題となっているのが現状です。
この被害を抑え込むために様々な方法で有害鳥獣駆除が行われています。
例として市町村による箱ワナの貸し出しを行い捕獲の推進やワナ具の費用負担、ハンターへの装弾の付与と猟期以外の猟銃の使用許可(対象有害鳥獣にのみ使用可)などが行われています。
当然、参加する有害鳥獣事業によって有害鳥獣の種類・捕獲頭数などが設定されています。

被害額の7割はシカ・イノシシ・サルによるもの

中でもシカとイノシシによる被害が突出しており、それぞれ被害額の30%前後を占めています。
また、鳥類の中でもカラスによる被害も被害額の中の約10%あり見逃すことができません。

農業被害の増加とその理由

(昔はここまで被害は酷くなかった・被害にあうことなんてなかった)と多くの農家の方が口を揃えます。
つまり、昔は現在のように(特にシカ・イノシシなど)野生動物が人間の生活圏に近づくことが少なかったと考えられます。では、なぜ今では野生動物が人里まで近づき鳥獣害による農作物被害が広がったのか以下のようなことが理由として挙げられています。

生息域の拡大
積雪量の減少・出生率の増加などが考えられます。

温暖化
以前では冬が越えられなかった弱い個体でも生存が可能

積雪量の減少
食料の確保が容易となり、生存率の向上

ハンターの減少による狩猟圧の低下

過疎化および高齢化
人間活動の低下

耕作放棄地の増加
エサ場としての役割となる

などの理由が複合的に関係していると考えられています。しかし、上記の意見でも専門家によって意見が分かれ、議論されています。
例えば(ハンターの減少による狩猟圧の低下)は有害鳥獣の捕獲数という観点からは合致していないともいわれています。ハンターの減少に対し、捕獲数は以前に比べて増加しているのです。

ただ。いえることは野生動物が山の中で暮らすよりも確実かつ非常に簡単においしいエサ(農作物)を得られる。ということを学習してしまったということです。
また、人というものに慣れてしまった可能性があります。
もし、野生動物と出会ったとしてもエサをあげる行為は絶対にしてはいけません。結果的にマイナス面の方が大きいのです。

有害鳥獣駆除の重要性

今後、有害鳥獣駆除の重要性は高まっていくことが考えられます。
国、都道府県、市町村でも予算をつけての本格的な対策が始まっています。猟期に獲物を獲ってジビエを楽しむ以外でも、鳥獣害対策として狩猟自体をビジネスとする機運や法整備が進んできています。
それぞれがどのようなアプローチで野生動物を含む自然を対峙・共生していくのか、学び、考えていく必要があります。

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